「医療的ケアが必要な児童・生徒の通学に必要な移動支援を」

このテーマは、毎週月曜日に行なっている分倍河原駅前での演説で、ある男性からの相談がきっかけでした。

内容を聞いてみると、「医療的ケア児」を持つ保護者は、子どもの通学時に必ず同伴して、学校まで送り迎えをしなければならない。しかし、仮に保護者が病気で同伴できなくなってしまうと、子どもは学校に通えなくなるという問題がある。

相談に来た男性は、府中市役所に行って相談したところ、府中市としてそうした支援は行なっていないとつれない返事。また、自ら医療的ケア児の通学支援をする事業を立ち上げたら、事業への補助や助成はあるかと聞いたところ、そのような補助や助成は検討していないとの返事だったと、大変がっくりして帰ったようです。

そこで医療的ケア児の通学で、公的な移動支援を行ない、子どもが安心して学校に通えるよう施策に取り組む事は必須であると思い、一般質問することになりました。

この件について、調査をしてみると、府中市内にある2つの都立特別支援学校のうち1つは医療的ケア児が40人在籍し、その中でも5人が東京都で行なっている
専用通学車両を利用しているとの事でした。

ただし、2台しかないため、すべての児童・生徒が利用できるわけではありません。また、看護師又は准看護師が同伴することになっていますが、人材確保が大変なようです。

医療的ケア児は今後、医療の発達により、増加が予想されています。
通学の移動支援だけではなく、保育の段階からニーズが高まると見込まれます。

医療的ケア児の保育は民間でも行なっており「 NPO法人フローレンス 」の代表理事を務める駒崎弘樹さんが2014年に「障害児保育園ヘレン」を東京都杉並区に開園した事は画期的でした。

話がそれてしまいましたが、今回は通学の移動支援について、府中市と府中市教育委員会に、その必要性と意義の見解を聞きました。

答弁では、 医療的ケア児が通学する際に移動支援を行なう必要性を認識し、大変有意義な取り組みであるとの見解が述べられました。

しかしながら、そうした支援を府中市が行なうことについては、東京都が第一義的には進めるべきとして、大変腰が重い答弁。ただ、東京都から、そうした移動支援の要請があれば検討していきたいと述べていました。

この答弁を聞いて、率直に「都からの要請だけではなく、市民からの要請があった場合でも検討すべきでしょう」と感想を述べました。

今回の一般質問は、このテーマを取り上げた事による問題意識の共有と、今後の教育と福祉の連携を促すための礎となります。「子どもは社会の宝」です。誰も見捨てない社会に向けて、この問題を次の任期でも引き続き取り組みます。

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