憲法活かす政治を!

5月3日に行なわれた憲法集会@有明防災公園に参加しました。
今回の憲法集会には、弁護士の伊藤真先生がスピーチがありました。
以前から伊藤先生が配信している憲法講座を拝見していましたが、憲法の意味と役割については、伊藤先生の講義が一番分かりやすく、私も参考にしています。
もし、この記事をご覧いただいている方には、ぜひともご視聴をお勧めします。

また、立憲民主党の代表代行を務める逢坂誠二代議士も会場に駆けつけ、今の憲法審査会の様子と、緊急事態における衆議院の任期延長の議論の危険性を訴えました。

さて、私たちは日本国憲法が制定されてから77年を迎えました。
この間、様々な紆余曲折はありましたが、平和な国として日本は歩んで来ました。
憲法第9条のおかげです。
また、これまで社会から排除されてきた方々を社会の一員として、また一人の人間として生きる権利を持つことを国は保障してきました。
これは憲法第13条にあるように
「すべて国民は、個人として尊重される。 生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする」
また第十四条では
「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」
となっています。

政治家といわれる国会議員や地方自治体議員は多くいますが、憲法と法律の違いを理解している方は少ないのが現状です。
国家権力を抑制するのが憲法であり、国家が国民にルールを課すのが法律です。

憲法の理念は理想といわれますが、同時に私たちの生活に深く根付く現実でもあります。
民主主義によって、より社会を理想の形に近づけることと同時に、行き過ぎた民主主義によって戦争を引き起こしたり、人権を無視するような政治をさせないためにも、立憲主義に基づく政治を行うよう、これからも取り組んで参ります。