公共施設利用の有料化について

本日は市議会本会議が10時から行なわれました。今回の議案には、文化センターにある公民館、児童館、福祉会館等の公共施設の使用料に関する条例が上程されました。
 
これまで市内の公共施設の利用に関して、社会教育登録団体や自治会、老人クラブ、福祉活動団体、青少年活動団体はほぼ無料で使用されてきたが、議案では来年の平成31年1月1日から有料化とする内容。
 
これらの議案について、主に2つの点で質問しました。1点目は、先の2月上旬に行なわれた委員協議会で使用料に関する市の方向性は聞いていたが、ここで議案となって具体的な金額もでてきた事に「いきなり」感は否めない。ある程度の受益者負担の原則は理解するが、せめて負担率については0%から25%に上げる前に、激変緩和措置として負担率10%から行なうよう検討すべきと思うが、市の見解を聞きたい。
部長答弁→激変緩和措置はない。
 
2点目は、委員会の中で有料化の説明会を今年の4月から始めていくとのやり取りがあったが、市民協働で進めていく事が府中市政の柱である。今後の説明会で単に意見や声を聞くだけでなく、出された意見で市が検討できるものがあれば、しっかりと検討する姿勢が必要だと思うが、市の見解は?
部長答弁→団体や市民から頂く意見や声については、承りたい。
 
正直なところ、あまり良い答弁は引き出すことが出来なかったのは残念でした。しかしながら、今後の少子高齢化社会を迎え、世代間格差や使用する者としない者の公平性を是正するためにもある程度の負担は必要だと思います。また、社会教育法の中にも、市として社会教育を推進する役割を持つとしていますが、無料で提供しなければならないとは書いてません。
 
今回の議案については、いずれも賛成しましたが、有料化の説明会や対話集会で出される草の根の意見や声にしっかりと耳を傾け、真摯に対応するよう強く要望しました。