府中市議会インターネット映像配信 ここが大きく変わりました

府中市議会では、本会議の模様をインターネットで配信しています。しかし、利用要件が厳しく、インターネットが利用できる環境であれば誰でも視聴できる…というものではありませんでした。

このことについて、市民の方から改善を求める声が挙がっていました。稲津けんごをはじめ、府中市議会議員の中からも、利用要件の緩和を求める動きがありました。これらの声や動きを受け、2018年5月(第1回臨時会)から「マルチデバイス配信」が始まりました。

ここで言う「マルチデバイス」とは、パソコンやスマートフォン、タブレット端末といった複数の端末で利用できるということです。

今までは事実上、Windowsのパソコンでブラウザ(ウェブサイトを閲覧するためのソフト)をInternet Explorerにした場合のみ視聴可能でしたので、かなり画期的な改善と言えるでしょう。


生中継は2018年5月18日開催の臨時会からでしたが、過去の議会の模様は前日の17日から視聴可能になりました。そこで私、稲津けんご事務所スタッフは、複数の端末を利用して検証し、それに基づいてTwitterで案内をいたしました。その時に用意した2枚の画像と共に綴ってまいります。

まず、Macのパソコンで検証してみました。今までMacは「有償のソフトをインストールすれば視聴可能」となっていました。しかし、そのソフトは$9.99からとあり、購入するサイトは全文英語で書かれていました。市議会の模様を見るためだけに…と考えれば、かなりハードルの高いものでした。

それが今回の改善により、ソフトを購入することなく視聴できるようになりました。私個人としては、これが1番大きな改善でないか?と思います。Google Chromeで視聴する際、Flash Playerのインストールを求められましたが、インストールを「許可」すれば問題無く見ることができました。

続いて、Androidのタブレット端末と、iOSのスマートフォンで検証しました。これまで、スマートフォンやタブレット端末は利用不可とされていました。今回はそれぞれ2つのブラウザを使いましたが、いずれも何の設定も無く視聴できました。

最後にWindowsのパソコン2台(Windows7とWindows8.1)で検証しました。1台でGoogle Chromeを利用した際にFlash Playerのインストールが必要になりましたが、それ以外は何の設定も無く視聴できました。ただ、2台共Internet ExplorerとFirefoxを利用した際に、画像の粗さが気になりました。

実際に検証したブラウザをまとめました。


これらはあくまで、私が検証したブラウザのリストであって、このブラウザでしか視聴できないという意味ではございません。Windows10に入っているMicrosoft EdgeやMac版のFirefoxなどは検証していませんが、これまでの実質Internet Explorer限定だった状況を考えると、大きく改善されたと言えるでしょう。

さて、臨時会の中で議会運営委員会委員長より、インターネット配信のマルチデバイス化が報告されました。また、インターネット配信は当該議会から5年間とし、5年を過ぎたものについては議会事務局がDVDで保存することも報告されました。

DVDで保存されたものについては、議会事務局に申し出ることでご覧いただけるとのことです(貸出は難しいでしょう)。

近隣の国立市や日野市などでは、既にマルチデバイス配信となっていただけに、府中市でも早く対応されないかという声が多く挙がっていました。ようやくの実現に安堵している方も多いかと思います。

議会の模様をインターネットで配信することは、議会や議員の様子、市政の動きを知る上でも大事だと考えます。議会は市民のもの。この機会に是非、インターネット配信をご活用ください。

府中市議会インターネット映像配信
http://www.fuchu-city.stream.jfit.co.jp/

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