コロナ禍におけるオリンピックと世界平和への想い

 久しぶりにブログを更新します。この間、議会や地域、市民相談など、様々な活動を行なってきました。

さて昨夜、東京2020オリンピック競技大会は終了しました。コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言中でも、中止することなく実施されましたが、この期間中に新型コロナウイルスに感染した人数は更新し続けています。

 菅総理が述べていた「安全安心なオリンピックの開催」は、実際には感染者数の拡大となり、緊急事態宣言下で開催実施に踏み切ったことに対する政治的責任は非常に大きいと思います。オリンピックの開催とコロナウイルス感染拡大は、直接的には結びつかないと主張する方もいると思いますが、テレビ朝日の報道によりますと、実際に大会関係者の感染は436人であり、選手では29人となりました。

 そして組織委員会の会長でもある橋本聖子会長が閉会式後の感想の中で「安全最優先で大会を実現し、全体として大きな問題が起こることなく閉会式を迎える事ができた」と述べましたが、私は違和感を持ちました。

 今回のオリンピック大会では、コロナ対策の有効性は勿論、猛暑対策問題や亡命した選手の問題などもあり、また開催前の大会関係者の人選問題も取りざたされたにもかかわらず、「大きな問題が起こることなく」と締めくくった言葉には、少なくとも私には同感できませんでした。

 選手の皆さんは様々な制限や規制がある中で競技をしてきたこと自体には、敬意を表したいと思いますが、オリンピックの主役は誰かという事を考えると、私は今回のオリンピック競技大会は再延期もしくは中止をして、せめてパンデミックの状況が改善されてから実施すべきであったと今でも思います。

 8月24日からは東京2020パラリンピックが予定されていますが、これも今の状況下を考えると、再延期または中止を決断する必要があると思います。

 今日は8月9日で長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念の日です。オリンピック憲章にもあるように、IOCとして平和を推進する活動に参加し、様々な差別と闘う事が謳われています。東京2020オリンピックに出場した選手や大会関係者には、長崎での式典に参加できないかもしれませんが、せめて世界の核兵器を廃絶させ平和な世界を目指す追悼の意を表する場を設けてほしかったという想いがあります。

 8月15日は第2次世界大戦における日本の敗戦記念日です。これまで日本国が歩んできた様々な過ちと反省を心に刻む日であり、これからの世界平和を希求するためにも、改めて「核のない平和な世界」を身近なところから訴えて参ります。

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