今回、備後府中の府中市議会(府中市役所)を訪れるにあたって、広島市内から高速バスを利用しました。最寄りバス停が「道の駅びんご府中」で、地場野菜や特産品を取り揃えています。

備後府中は「産業のまち」「製造のまち」「ものづくりのまち」などと呼ばれ、400年近い歴史を持つ「府中味噌」や、婚礼家具に代表される「府中家具」などが有名です。

そんな中、新たな名物となったのが「府中焼き(備後府中焼き)」というお好み焼きです。一般的に「広島(風)お好み焼き」は豚バラ肉を使いますが、府中焼きはひき肉を使っているため、ひき肉の脂が行き渡った外側がパリッとするのです。

実は広島市内などにも府中焼きを提供するお店はあるのですが、「府中」と名が付くのであれば、現地でいただくと格別だろうと思っていました。

立憲民主党の土井議員と社民党の水田議員に案内されたお店で府中焼きをいただいた時、「行きたいと思わせる要素が多いところは強い」と思い、そのまま両議員にお伝えしました。

ただ、これは何も名産品だけを指す訳ではなく、市議会の取り組みや様子なども含めての思いでした。興味・関心を引く要素が多く、かつ、強い場所となれば、楽しみも増えますし、足を運びたくなるものでしょう。

食事中は様々なやり取りがあり、国と地方の関係、都道府県議会と市区町村議会の関係、立憲民主党広島県連合の動きなど多岐に渡りました。府中焼きに対して「美味しい」と言う間も無いほど充実した情報交換となりました。

移動中も、市公式キャラクターや、ラグビーW杯を通じての街のPRなどの話になり、どのような形で展開するのが良いかといった議論もありました。スタッフが聴きたかったこと以上の話ができました。

建設委員会と予算特別委員会建設分科会が終わり、会派「市民クラブ」や議会事務局の皆様にお世話になった挨拶をした後、再び「道の駅びんご府中」へ。折角の機会なので備後府中の名物をお土産に買って帰ろう

…と思っていたら、その隣にある府中天満屋(てんまや)と共に臨時休業に。府中天満屋は予算特別委員会建設分科会でも大きな議題となっていたので、その様子が見られなかったのは残念でした。

嗚呼、道の駅びんご府中の入り口看板にあった「府中味噌メンチカツ」を食べたかったし、木材加工の展示も見たかったなぁ…。

後ろ髪を引かれる思いで帰りのバスに乗りながら、再度「行きたいと思わせる要素が多いところは強い」と痛感しました。その後、他市で府中味噌を買うことはできたのですが、現地で買っていたら感動は更に増していたことでしょう。

昼食の際、とっさに「備後府中らしいものを食べたいです」と言ったのですが、稲津けんごも含め、武蔵府中の議員は「武蔵府中らしいものを食べたいです」と言われたときに、どこを案内するだろうかと、バスの中で考えました。

同時に、自分自身が同様に言われた場合に、どこを案内したいだろうかと考えました。食べ物に限らず、武蔵府中が誇りに思うものや、力を入れているものを見つめ直したいところです。


ふたつの府中市 〜東京・広島 それぞれの良さを高める旅〜

※ 「パート1」から「パート5」までの感想部分は、事務所スタッフのものが中心となります。